ストキャスティクス
ストキャスティクスの特徴は二本のラインを用いて、二本の線の交差地点を売買ポイントとすること
です。また、もうひとつの特徴として%K、%Dと呼ばれる二本のラインを用いた「ファースト・ストキ
ャスティクス」と、%D、SDと呼ばれる二本のラインを用いた「スロー・ストキャスティクス」の2種類
のストキャスティクスがあります。
計算式
A=直近の終値
B=過去n日間の最高値
C=過去n日間の最安値
とした場合、計算式は次のようになります。
%K=(A−C)÷(B−C)×100(%)
%D=(A−C)のn'日間の合計÷(B−C)のn'日間の合計×100(%)
SD=%Dのn''日間単純移動平均(%)
株価が上昇すれば100に近づき、下落すれば0に近づきます。
%Kが最も急激に、SDが最も緩やかに変化します。
売買シグナル
ファースト・ストキャスティクスは%Kが%Dを下から上抜いたときが買い、%Kが%Dを上から下抜い
たときが売り。スロー・ストキャスティクスは%DがSDを下から上抜いたときが買い、%Dが%SDを上か
ら下抜いたときが売りとします。
また、30%以下の地点での買いシグナル、70%以上の地点での売りシグナルの信頼度を高いと考える
のが一般的です。
他にも、以下のような見かたがあります。
- 15%以下の地点での買いシグナル、85%以上の地点での売りシグナルの信頼度を高いと考える
- 25%以下の地点での買いシグナル、75%以上の地点での売りシグナルの信頼度を高いと考える
- %Dが90%以上で買われ過ぎ、10%以下で売られ過ぎと見る
パラメータ
期間(n、n'、n'')は通常(14、3、3)(9、3、3)あるいは(5、3、3)を用いますが、より長い期間を使う場合もあります。
参考資料