RSI(相対力指数)
RSIはオシレーター系指標の代表です。株価の変動から買われすぎ、売られすぎの状況を読み取り、反転に備えた売買のタイミングを見つけるための指標です。
計算式
A=期間内の値上がり幅の合計
B=期間内の値下がり幅の合計
とした場合、計算式は次のようになります。
RSI=A÷(A+B)×100(%)
計算式から分かるように、期間内の株価が全て上昇すればRSIは100、全て下落すればRSIは0になります。
数値が100に近づき過ぎれば買われ過ぎ、逆に0に近づき過ぎれば売られ過ぎの状況と考えます。
売買シグナル
一般には、70〜80以上が売り、20〜30以下が買いとされています。
他にも、以下のような見かたがあります。
- 30を上抜けたら買い、70を下抜けたら売り(順バリ)
- 短期線と中期線が共に30以下で、かつ短期線が中期線を上抜いたら買い
短期線と中期線が共に70以上で、かつ短期線が中期線を下抜いたら売り
- 上昇トレンドで、70以上から50辺りまで下げてきたときが押し目買いのポイント
下降トレンドで、50前後の水準で戻り売りのポイント
- 上昇トレンドで、70以上のRSIの山が直前の山を越えず、その後、直前の谷を割りこむ場合は売り
下降トレンドで、30以下のRSIの谷が安値を確認せず、その後、直前の山を越えていく場合は買い
- トレンド相場では、RSIと株価の逆行現象で転換
- 計算期間を長期(例:42日)にして、50以上は上昇トレンド、50以下は下降トレンドと見なす
パラメータ
期間は通常14日間を用いますが、9日を使う場合もあります。
参考資料