◆開発講座(番外)◆会社四季報CD-ROMの使い方
複数銘柄でのバックテストや、スクリーニングをするときに、全銘柄を対象にするのではなく、あらかじめ市場を限定したり、PERやPBRなどの指標で投資対象を絞り込んでおきたいことがあります。また、業種別にシミュレーション結果を比較したいときもあります。
こんなときのために、各種の条件でスクリーニングした結果を銘柄グループとして保存しておくと、何かと便利です。私は、こういった場合、東洋経済新報社の『会社四季報CD−ROM』を使っています。初めはスクリーニング結果をファイルに保存する方法がわからずに少し苦労したので、ここでやり方を説明しておきます。
グループの作成
東証1部の銘柄リストの作り方を例に説明します。
まず、スクリーニング機能を使って「東証」で検索します。
会社基本情報→上場区分→(直近)を選択します。
演算子を「等しい」に、条件値を「東証(1部)」に設定してから[検索]をクリック
このほか、業種、時価総額、PER、PBRなどいろいろな条件で検索できます。詳しくはソフトの説明書を見てください。
[表示]をクリック。
ここで[絞り込み]をクリックして、他の条件と合わせてスクリーニングすることもできます。(例えば、「東証1部 かつ PBRが1以下」というように)
(画像は古いバージョンなので最新版では件数が違うと思います。)
[OK]をクリック
[OK]をクリック
これでスクリーニング結果が表示されるので、ツールバーの[グループ]ボタンをクリックします。
[グループ保存]をクリック
登録グループ名を付けて、[保存]をクリックします。これでユーザー作成グループの1つとして登録されます。
また、既存のグループとして、日経平均や日経300、業種別のグループがあらかじめ登録されています。
グループをテキストファイルに出力
先ほど作成したグループや、既存のグループを他のソフトで扱えるように証券コードだけが書かれたテキストファイルとして出力します。
メニューの[ファイル書き出し]をクリックします。
先ほど保存したグループを選択し、証券コードにチェックを入れてから、[書き出し]をクリックします。
こうしてできたのがこのファイルです。tosho1.csv